テニス肘

テニス肘とは

テニス肘（上腕骨外側上顆炎）とは、肘の外側にある骨の出っ張り部分に炎症が起こり、手首を使う動作で痛みが生じる症状です。

手首を反らしたり、物を握ったりする際に使われる筋肉の腱が、肘の外側で傷ついたり炎症を起こしたりすることで発症します。

テニス選手に多く見られることからこの名前がついていますが、実際には家事や仕事での手の酷使が原因となることも多く、テニスをしない方にも頻繁に起こる症状です。

特に40歳以上の中高年層での発症率が高くなっており、テニス愛好家の約30～50%が経験するとされています。

テニス肘を放置すると、最初は動作時のみの痛みだったものが、安静時にもジンジンとした持続的な痛みに変化します。握力が著しく低下し、コップを持つことすら困難になる場合があります。

慢性化すると腱の変性が進み、完全に元の状態に戻すことが困難になります。

最悪の場合、日常生活の基本的な動作である食事、入浴、着替えなどだけでなく、仕事や家事にも支障をきたす可能性があります。

テニス肘の原因

開院以来、当院にはテニス肘でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリング・検査・施術経験から断言できるのは、テニス肘の原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

テニス肘の原因として次のものが挙げられます。

このように、テニス肘は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

家事、仕事での反復動作により手首を伸ばす筋肉に過度な負担がかかり続けることで腱に炎症が生じることがありますし、

年齢とともに腱の柔軟性や強度が低下するので、以前は大丈夫だった動作でも炎症を起こしやすくなります。

テニスでは間違ったフォームや重すぎるラケット、不適切なグリップサイズなどが肘に余計な負担をかけることもあります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。テニス肘でお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

テニス肘への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な原因解決にはならず、薬の効果が切れると痛みが再発します。長期使用により胃腸障害などの副作用のリスクがあります。

ステロイド注射

一時的な効果はありますが、繰り返し注射することで腱の脆弱化や感染症のリスクが高まります。

理学療法

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な通院が必要です。適切な指導がないと悪化する場合もあります。

装具療法

根本治療ではなく対症療法であり、装具に依存してしまう可能性があります。

手術療法

侵襲的な治療で合併症のリスクがあり、術後のリハビリに長期間を要します。

テニス肘を改善するために

まずはあなたのテニス肘の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えてしまうと一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

その後、筋肉・関節・自律神経・リンパなど多角的にアプローチし、自然治癒力を活性化させることでお悩みの改善を目指す新発想の施術を行います。

加えて姿勢や生活習慣、健康に関するアドバイスをお伝えすることでお悩みが再発しないよう、そして健康な状態を維持できるよう全力でサポートいたします。

当院の特徴

治療家歴20年の院長が検査から施術まで一貫して担当します。高いレベルの施術を常に受けることができますので、安心してお越しください。

身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院では検査から施術まで院長が一貫して行います。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めます。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで期待した効果が得られなかった方も諦めずにご相談ください。

テニス肘のQ＆A

テニス肘は自然に治りますか？

軽度の場合は安静にすることで自然治癒する可能性がありますが、多くの場合は適切な対応が必要です。放置すると慢性化のリスクが高まります。

テニス肘の人がやってはいけないことは？

痛みを我慢してのテニス継続、重い物の持ち上げ、タオル絞りなどの手首を酷使する動作は避けるべきです。無理な動作は症状を悪化させます。

テニス肘と腱鞘炎の違いは何ですか？

テニス肘は肘の外側の腱付着部の炎症で、腱鞘炎は腱を包む鞘の炎症です。痛みの場所や症状の現れ方に違いがあります。

テニス肘は完治しますか？

適切な対応により完治は十分可能です。ただし、原因となった動作パターンの改善や再発予防への取り組みが重要になります。

テニス肘の痛みはどのくらい続きますか？

個人差がありますが、適切な対応を行えば数週間から数ヶ月で改善することが多いです。慢性化すると長期化する傾向があります。

テニス肘でも運動を続けて大丈夫ですか？

痛みがある間は患部を酷使する運動は控えるべきです。症状に応じて段階的に運動を再開することが大切です。

テニス肘の予防法はありますか？

適切なウォーミングアップ、正しいフォームの習得、筋力強化、ストレッチの習慣化などが効果的な予防法です。

テニス肘は両肘に同時に起こりますか？

可能性はありますが、多くの場合は利き手側に発症します。両側同時発症は比較的稀です。

テニス肘に効果的なストレッチはありますか？

手首の伸筋群のストレッチが効果的です。ただし、急性期は避け、痛みの程度に応じて適切に行うことが重要です。

テニス肘で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

筋肉や関節のみならず自律神経やリンパなど多角的にアプローチする当院の新しい施術はテニス肘と非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。

テニス肘は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。