産後の腰痛

産後の腰痛とは

出産に伴う骨盤の変化やホルモンバランスの影響、育児による身体的負担などが原因となって起こる「産後の腰痛」。

妊娠中から感じていた腰の違和感が出産後に悪化するケースや、産後新たに腰痛が始まるケースがあり、特に抱っこや授乳などの育児動作で痛みが強くなる傾向があります。

厚生労働省の調査によると、産後女性の約7割が腰痛や骨盤帯痛を経験しています。

特に産後4ヶ月時点で慢性的な腰痛を抱える女性のうち、約37％が産後10ヶ月まで症状が持続するとされています。

また、妊娠中または産後に身体症状があった女性は91%に上り、その中でも腰痛は最も多い症状の一つとなっています。

産後女性が休職を強いられる原因の56%は腰痛が原因であるという報告もあり、社会的にも重要な問題となっています。

産後の腰痛を放置すると、慢性化して長期間にわたって痛みが続く可能性があります。育児動作が困難になり、抱っこや授乳、おむつ替えなどの基本的なケアに支障をきたします。

睡眠不足と相まって症状が悪化し、うつ症状や育児ストレスの増大につながることもあります。

最悪の場合、腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛などの重篤な症状に発展し、手術が必要になる可能性もあります。

また、骨盤のゆがみが定着して体型が戻らず、将来的に膝痛や股関節痛などの二次的な問題を引き起こすリスクも高まります。

産後の腰痛の原因

開院以来、当院には産後の腰痛でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリング・検査・施術経験から断言できるのは、産後の腰痛の原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

産後の腰痛の原因として次のものが挙げられます。

このように、産後の腰痛は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、骨盤関節・仙腸関節の可動域減少や腰部の筋肉・筋膜・皮膚の緊張などが発生し、腰痛が発症します。。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても、諦める必要はありません。産後の腰痛でお困りなら、豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

産後の腰痛への対応として、次のようなものが一般的です。

湿布・痛み止めの処方

一時的な痛みの軽減効果はありますが、根本的な改善には至らないことが多く、薬に頼り続ける必要があります。また、授乳中の場合は使用できる薬剤に制限があります。

運動療法

継続しての運動を続ける必要があり、負荷を最適に保つためにプロフェッショナルの指導のもと根気よく続ける必要があります。動きによっては悪化することもあり見極めが重要です。また、育児で忙しい中で継続することが困難な場合があります。

骨盤ベルト・ガードルの装着

装着するだけでは痛みを完全に取り除けないことが多く、根本的な筋力改善にはつながりません。また、長期間の使用により筋力がさらに低下する可能性もあります。

産褥体操

効果が現れるまでに時間がかかり、正しい方法で行わないと効果が得られません。また、痛みが強い時期には実施が困難な場合があります。

産後の腰痛を改善するために

まずはあなたの産後の腰痛の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えてしまうと一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

その後、筋肉・関節・自律神経・リンパなど多角的にアプローチし、自然治癒力を活性化させることでお悩みの改善を目指す新発想の施術を行います。

加えて姿勢や生活習慣、健康に関するアドバイスをお伝えすることでお悩みが再発しないよう、そして健康な状態を維持できるよう全力でサポートいたします。

当院の特徴

治療家歴20年の院長が検査から施術まで一貫して担当します。高いレベルの施術を常に受けることができますので、安心してお越しください。

身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院では検査から施術まで院長が一貫して行います。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めます。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで期待した効果が得られなかった方も諦めずにご相談ください。

産後の腰痛のQ＆A

産後の腰痛は自然に治りますか？

産後の腰痛は個人差がありますが、適切なケアを行わないと慢性化する可能性があります。早期の適切な対処により改善が期待できますが、放置すると長期化するリスクが高まります。

産後の腰痛の人がやってはいけないことは？

重いものを持つ、長時間同じ姿勢を続ける、体を冷やす、無理な運動をするなどは避けましょう。正しい姿勢を心がけ、育児動作も工夫することが大切です。

産後の腰痛はいつまで続くのでしょうか？

一般的には産後3ヶ月以内に強い腰痛を感じる方が多いですが、適切なケアを行わないと半年から1年以上続く場合もあります。早期の対処が重要です。

授乳中でも安全な治療法はありますか？

手技療法や運動療法など、薬を使わない治療法があります。授乳中でも安全に受けられる施術について専門家に相談することをお勧めします。

骨盤矯正は本当に効果がありますか？

適切な骨盤矯正は産後の体のバランスを整え、腰痛改善に効果が期待できます。ただし、技術力のある施術者を選ぶことが重要です。

二人目の妊娠を考えていますが、腰痛は悪化しますか？

腰痛が改善されていない状態での妊娠は症状悪化のリスクがあります。妊娠前に腰痛をしっかりと改善しておくことをお勧めします。

職場復帰前に腰痛を治すことはできますか？

早期に適切なケアを開始すれば、職場復帰前の改善は十分可能です。デスクワークに支障がないよう、計画的な施術をおすすめします。

産後の腰痛で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

筋肉や関節のみならず自律神経やリンパなど多角的にアプローチする当院の新しい施術は産後の腰痛と非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。

産後の腰痛は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。