多汗症

多汗症とは

体温調節に必要な量を大幅に超えて汗をかいてしまい、日常生活に支障をきたす「多汗症」。

単なる「汗っかき」とは異なり、手のひらや足の裏、脇の下、顔などの特定の部位に明らかな理由もなく過剰な発汗が起こります。

この症状により、仕事や人間関係、精神的な健康に深刻な影響を与える医学的な疾患として認識されています。

日本皮膚科学会のガイドラインによると、日本人の約10人に1人が多汗症の可能性があるとされています。

部位別では、脇の下が約5.9%、顔・頭部が約3.6%、手のひらが約2.9%、足の裏が約2.3%の有病率となっています。

しかし、実際に医療機関を受診する人の割合は全体のわずか4%程度にとどまっているのが現状です。

多汗症を放置すると、汗による皮膚の浸軟や亀裂などの皮膚トラブルが発生し、湿疹や感染症のリスクが高まります。

また、汗のにおいが強くなることで対人関係に支障をきたし、社会生活における自信の喪失につながります。

さらに深刻なのは、症状そのものがストレスとなって発汗がさらに悪化するという悪循環に陥ることです。

最悪の場合、精神的な苦痛が蓄積されて抑うつ状態や社会不安障害などの精神疾患に発展する可能性もあります。生活の質の著しい低下を招くことになるのです。

多汗症の原因

開院以来、当院には多汗症でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリング・検査・施術経験から断言できるのは、多汗症の原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

多汗症の原因として次のものが挙げられます。

このように、多汗症は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、交感神経の過度な興奮や汗腺の機能異常、自律神経系のバランス崩れなどが発生し、多汗症が発症します。

1人1人の原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。多汗症でお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

多汗症への対応として、次のようなものが一般的です。

外用薬治療

皮膚にかゆみや炎症などの副作用が現れることがあり、手のひらや足の裏など皮膚の厚い部位では薬剤の浸透が困難な場合があります。また、効果を維持するためには継続的な使用が必要です。

内服薬治療

口の渇きや便秘などの副作用が現れることがあり、医師の慎重な管理が必要です。また、効果には個人差があり、すべての患者に同様の効果が期待できるわけではありません。

ボツリヌス毒素注射

効果は約半年程度と一時的であり、継続的な治療が必要です。また、脇以外の部位では保険適用外となるため費用負担が大きく、注射時の痛みも伴います。

胸腔鏡下交感神経節切除術

手術後に代償性発汗という副作用が起こる可能性があり、手術前よりも他の部位の発汗が増加することがあります。また、一度切除した神経は元に戻すことができないため、慎重な判断が求められます。

生活習慣指導

効果が現れるまでに時間がかかり、継続的な努力と忍耐が必要です。また、根本的な治療というよりは補助的な役割にとどまることが多いです。

多汗症を改善するために

まずはあなたの多汗症の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えてしまうと一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

その後、筋肉・関節・自律神経・リンパなど多角的にアプローチし、自然治癒力を活性化させることでお悩みの改善を目指す新発想の施術を行います。

加えて姿勢や生活習慣、健康に関するアドバイスをお伝えすることでお悩みが再発しないよう、そして健康な状態を維持できるよう全力でサポートいたします。

当院の特徴

治療家歴20年の院長が検査から施術まで一貫して担当します。高いレベルの施術を常に受けることができますので、安心してお越しください。

身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院では検査から施術まで院長が一貫して行います。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めます。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで期待した効果が得られなかった方も諦めずにご相談ください。

多汗症のQ＆A

多汗症は自然に治りますか？

多汗症は自然に治ることは稀で、多くの場合は適切な対応が必要です。当整体院では、自律神経のバランスを整えることでお悩みの改善を目指します。

多汗症の人がやってはいけないことは？

過度なストレスや辛い食べ物、カフェインの摂取は症状を悪化させる可能性があるため、できるだけ避けることが大切です。

多汗症と単なる汗っかきの違いは何ですか？

汗っかきは体質的なものですが、多汗症は日常生活に支障をきたすほどの過剰な発汗を伴う医学的な疾患です。

多汗症は完治しますか？

適切な対応により症状は大幅に改善できますが、完全な治癒は困難な場合もあります。継続的な管理が重要になります。

多汗症の根本的な原因は何ですか？

原因は多岐にわたり、原発性と続発性に分類されます。当整体院では、自律神経のバランスを整えることでお悩みの改善を目指します。

多汗症は遺伝するのですか？

家族歴がある場合が多く、遺伝的要素が関与していると考えられていますが、必ずしも遺伝するわけではありません。

多汗症で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

筋肉や関節のみならず自律神経やリンパなど多角的にアプローチする当院の新しい施術は多汗症と非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。

多汗症は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。