へバーデン結節

ヘバーデン結節とは

ヘバーデン結節とは、手指の第1関節（指先に最も近い関節）に炎症が起こり、腫れ・痛み・変形が生じる疾患です。主に人差し指から小指にかけて発症し、親指にも現れることがあります。

関節の周囲にコブのような膨らみができることが特徴で、進行すると指が曲がったまま固まってしまうこともあります。

厚生労働省の調査によると、日本の推定患者数は300万人から600万人とされています。

年代別の発症率は50代で約29％、60代で約35％、70代で約51％、80代で約59％となっており、加齢とともに発症率が高くなる傾向があり、特に40代以降の女性に多く見られる疾患です。

当院にもへバーデン結節の腫れや痛み、指の曲がりにくさにより家事や日常生活に支障がでていたり、手芸や楽器の演奏などの趣味を休んでいるけど、なんとか再開したいという方などが多く来院されています。

ヘバーデン結節を放置すると指の関節が徐々に変形し、一度変形した指は元に戻ることはありません。痛みが慢性化して日常生活に支障をきたし、物をつまむ動作や握る動作が困難になります。

最悪の場合、関節が完全に固まって動かなくなり、手術でも機能回復が困難になる可能性があります。また、爪の変形も進行し、美容面でも大きな影響を与えます。

家事や仕事での細かい作業が思うようにできなくなり、趣味の編み物やピアノなども諦めざるを得なくなってしまいます。

ヘバーデン結節の原因

開院以来、当院にはヘバーデン結節でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリング・検査・施術経験から断言できるのは、ヘバーデン結節の原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

ヘバーデン結節の原因として次のものが挙げられます。

このように、ヘバーデン結節は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

更年期に伴うエストロゲンの急激な減少、年齢とともに関節軟骨が摩耗、指を酷使する職業や反復的な負荷、遺伝的な素因など複数の要因が重なると指の第1関節に無理な負担がかかります。

それに伴い関節の炎症や軟骨の摩耗が引き起こされるだけでなく関節周囲の組織の変化も起こし、ヘバーデン結節となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ヘバーデン結節でお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ヘバーデン結節への対応として、次のようなものが一般的です。

保存療法

症状の進行を遅らせる対症療法であり、根本的な改善には至りません。長期間の固定により関節の可動域が制限される可能性があります。

薬物療法

一時的な症状緩和に留まり、根本治療にはなりません。ステロイド注射は副作用のリスクがあり、頻繁な使用は推奨されません。

手術療法

関節を固定するため物を握りにくくなり、日常生活に制限が生じます。手術後も完全な機能回復は期待できません。

アイシング

一時的な症状緩和のみで、病気の進行を止めることはできません。

ヘバーデン結節を改善するために

まずはあなたのヘバーデン結節の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えてしまうと一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

その後、症状のある部位だけでなく、周囲との連動性などを考慮しながら筋肉・関節・自律神経・リンパなど多角的にアプローチし、自然治癒力を活性化させることでお悩みの改善を目指す新発想の施術を行います。

加えて姿勢や生活習慣、健康に関するアドバイスをお伝えすることでお悩みが再発しないよう、そして健康な状態を維持できるよう全力でサポートいたします。

当院の特徴

治療家歴20年の院長が検査から施術まで一貫して担当します。高いレベルの施術を常に受けることができますので、安心してお越しください。

身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院では検査から施術まで院長が一貫して行います。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めます。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで期待した効果が得られなかった方も諦めずにご相談ください。

ヘバーデン結節のQ＆A

ヘバーデン結節は自然に治りますか？

痛みが自然に軽減することはありますが、変形は元に戻りません。早期の適切なケアで進行を抑えることが重要です。当院では痛みの軽減だけでなく、機能改善と進行予防に重点を置いた施術を行っています。

ヘバーデン結節の初期症状は？

第1関節の腫れと痛み、指の動きの制限、関節近くの水ぶくれ様の膨らみが初期症状として現れます。

ヘバーデン結節の人がやってはいけないことは？

指先への過度な負荷、患部を温める、強いマッサージ、重いものを持つ、スマホの使いすぎは症状を悪化させる可能性があります。

ヘバーデン結節と関節リウマチの違いは？

ヘバーデン結節は第1関節に限定されますが、関節リウマチは全身の関節に影響し、血液検査で炎症反応が確認されます。

若い人でもヘバーデン結節になりますか？

スマートフォンの普及により若年層でも発症が見られますが、圧倒的に40代以降の女性に多い疾患です。

男性でもヘバーデン結節になりますか？

男性でも発症しますが、女性ホルモンの影響が大きいため圧倒的に女性に多く見られる疾患です。

ヘバーデン結節で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

筋肉や関節のみならず自律神経やリンパなど多角的にアプローチする当院の新しい施術はヘバーデン結節と非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。

ヘバーデン結節は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。