五十肩

五十肩とは

五十肩とは、40歳から60歳代に多く見られる肩関節の痛みと動きの制限を特徴とする症状の総称で、正式には「肩関節周囲炎」と呼ばれます。

肩から腕にかけて強い痛みが生じ、腕を上げたり回したりする動作が困難になります。特に明確な外傷がないにも関わらず発症することが多く、日常生活に大きな支障をきたす症状です。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると肩こりや肩の痛みを訴える人は非常に多く、特に50歳代では人口の約5-10%が五十肩を経験するとされています。

日本の人口を考慮すると、推定で約500万人以上が五十肩の症状に悩んでいると考えられます。

また、男性よりも女性の方が発症率が高い傾向にあり、特に更年期前後の女性に多く見られることが報告されています。

五十肩を放置すると肩関節の拘縮が進行し、腕の可動域が大幅に制限される可能性があります。

最悪の場合、腕を肩の高さまで上げることができなくなり、髪を洗う・服を着る、・の運転などの基本的な日常動作が困難になってしまいます。

また、痛みをかばうために反対側の肩や首、腰に負担がかかり、全身の筋骨格系のバランスが崩れて二次的な痛みや不調を引き起こすリスクもあります。

慢性的な痛みによる睡眠不足やストレスが蓄積し、生活の質が著しく低下する恐れがあります。

五十肩の原因

開院以来、当院には五十肩でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリング・検査・施術経験から断言できるのは、五十肩の原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

五十肩の原因として次のものが挙げられます。

このように、五十肩は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

年齢とともに肩関節を構成する軟骨、靱帯、腱などの組織が老化し、柔軟性が失われることで炎症が起こりやすくなります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。五十肩でお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

五十肩への対応として、次のようなものが一般的です。

消炎鎮痛剤の処方

長期服用により胃腸障害や肝機能障害のリスクがあり、根本的な治療ではなく対症療法に留まります。薬の効果が切れると再び痛みが戻ってしまうため、根本的な解決にはなりません。

ステロイド注射

感染リスクや血糖値上昇、骨粗鬆症の進行などの副作用があり、効果は一時的な場合が多いです。注射部位の痛みや腫れが生じることもあり、根本的な改善には至らないケースが多く見られます。

ヒアルロン酸注射

効果に個人差があり、複数回の注射が必要で、注射部位の痛みや腫れが生じることがあります。

五十肩を改善するために

まずはあなたの五十肩の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えてしまうと一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

その後、筋肉・関節・自律神経・リンパなど多角的にアプローチし、自然治癒力を活性化させることでお悩みの改善を目指す新発想の施術を行います。

加えて姿勢や生活習慣、健康に関するアドバイスをお伝えすることでお悩みが再発しないよう、そして健康な状態を維持できるよう全力でサポートいたします。

当院の特徴

治療家歴20年の院長が検査から施術まで一貫して担当します。高いレベルの施術を常に受けることができますので、安心してお越しください。

身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院では検査から施術まで院長が一貫して行います。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めます。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで期待した効果が得られなかった方も諦めずにご相談ください。

五十肩のQ＆A

五十肩は自然に治りますか？

五十肩は自然治癒する場合もありますが、適切な施術を受けることで回復期間を短縮し、後遺症を防ぐことができます。放置すると関節の拘縮が残る可能性があるため、早期の施術をお勧めします。

五十肩の人がやってはいけないことは？

急性期の無理な運動や過度なマッサージは炎症を悪化させます。また、痛みを我慢して日常動作を続けることも症状の長期化につながるため避けるべきです。適切な範囲での動作を心がけることが重要です。

五十肩と肩こりの違いは何ですか？

肩こりは筋肉の緊張による症状ですが、五十肩は関節包の炎症により関節の動きが制限される疾患です。五十肩では腕を上げる動作が困難になるのが特徴で、夜間痛も伴うことが多いです。

手術以外で治す方法はありますか？

手術以外にも整体による関節調整や筋肉バランスの改善、自然治癒力を活性化させる施術など、様々な保存療法があります。個人の状態に応じた適切な選択が重要です。

どのくらいの期間で治りますか？

一般的に6ヶ月から1年程度とされていますが、適切な施術を早期に開始することで回復期間を短縮できます。症状の程度や個人差により期間は変わりますが、当院では最短での改善を目指します。

反対側の肩も五十肩になりますか？

片側の五十肩が治った後、反対側に発症する可能性は20～30%とされています。予防的なケアや生活習慣の改善により発症リスクを下げることができます。

夜間の痛みを和らげる方法はありますか？

痛む側を上にして横向きに寝る、枕で肩を支える、温めすぎない、適度な室温を保つなどの工夫が有効です。根本的な改善には専門的な対応が必要です。

五十肩で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

筋肉や関節のみならず自律神経やリンパなど多角的にアプローチする当院の新しい施術は五十肩と非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。

五十肩は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。