男性更年期障害

男性更年期障害とは

男性更年期障害（LOH症候群）とは、加齢やストレスによって男性ホルモン（テストステロン）が減少することで起こる体調不良のことです。

40歳以降の男性に現れることが多く、身体的な症状（疲労感、ほてり、筋力低下など）、精神的な症状（イライラ、抑うつ、集中力低下など）、性機能の症状（性欲減退、勃起障害など）が複合的に現れるのが特徴です。

女性の更年期障害とは異なり、明確な終わりがなく、治療しないと症状が続く場合があります。

厚生労働省が2022年に実施した調査によると、40歳以上の男性の4人～5人に1人が男性更年期障害の潜在患者とされています。

推定患者数は約600万人に上りますが、そのほとんどが診断も治療も受けていない状況です。同調査では、40～49歳男性で8.2％、50～59歳男性で14.3％が更年期障害の可能性があると考えていることが明らかになっています。

しかし、症状を自覚していても医療機関を受診する男性は約10％にとどまるとされており、多くの男性が適切な治療を受けられていない現状があります。

男性更年期障害を放置すると、高血糖や抑うつ状態、内臓脂肪の増加、骨密度の低下といった体の異常が進行します。

さらに症状が悪化すると、糖尿病、高血圧、高脂血症といったメタボリック症候群を引き起こし、最終的には心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気になる可能性があります。

また、性機能障害が進行してパートナーとの関係が悪化したり、職場や家庭での人間関係に深刻な影響を与えることもあります。

精神症状が重篤化すると、うつ病との区別が困難になり、適切な治療が遅れるリスクも高まります。

男性更年期障害の原因

開院以来、当院には男性更年期障害でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリング・検査・施術経験から断言できるのは、男性更年期障害の原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

男性更年期障害の原因として次のものが挙げられます。

20歳頃をピークに男性ホルモン（テストステロン）は年齢とともに徐々に減少し、40代以降で症状が現れやすくなります。

仕事上のプレッシャーや人間関係、環境の変化などのストレスが男性ホルモンの分泌を抑制し、症状を悪化させます。

睡眠不足、食生活の乱れ、運動不足などが男性ホルモンの減少を加速させ、自律神経にも悪影響を与えます。

このように、男性更年期障害は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。男性更年期障害でお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

男性更年期障害への対応として、次のようなものが一般的です。

テストステロン補充療法（TRT）

定期的な通院と血液検査が必要で、前立腺がんのスクリーニングを継続的に行う必要があります。また、治療効果が現れるまでに時間がかかる場合があります。

症状別の薬物療法

根本的な原因であるホルモンバランスの改善には至らず、対症療法にとどまることが多いです。また、薬剤によっては副作用や依存性のリスクがあります。

漢方薬治療

効果が現れるまでに時間がかかり、個人差が大きいため、適切な処方を見つけるまでに試行錯誤が必要です。

生活指導

患者自身の継続的な努力が必要で、ストレスの多い現代社会では実践が困難な場合があります。

男性更年期障害を改善するために

まずはあなたの男性更年期障害の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えてしまうと一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

その後、筋肉・関節・自律神経・リンパなど多角的にアプローチし、自然治癒力を活性化させることでお悩みの改善を目指す新発想の施術を行います。

加えて姿勢や生活習慣、健康に関するアドバイスをお伝えすることでお悩みが再発しないよう、そして健康な状態を維持できるよう全力でサポートいたします。

当院の特徴

治療家歴20年の院長が検査から施術まで一貫して担当します。高いレベルの施術を常に受けることができますので、安心してお越しください。

身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院では検査から施術まで院長が一貫して行います。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めます。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで期待した効果が得られなかった方も諦めずにご相談ください。

男性更年期障害のQ＆A

男性更年期障害は自然に治りますか？

男性更年期障害は女性と異なり明確な終わりがなく、治療しないと症状が続く可能性があります。適切な治療により70～80％の方で改善が見込まれるため、早期の対応をお勧めします。

男性更年期障害の人がやってはいけないことは？

過度な飲酒、喫煙、睡眠不足、過労は症状を悪化させます。また、自己判断でのホルモン剤使用は危険です。ストレスを溜め込まず、適度な運動と規則正しい生活を心がけましょう。

うつ病と男性更年期障害の違いは何ですか？

両者は症状が似ており区別が困難ですが、男性更年期障害では性機能の低下が顕著に現れます。血液検査でテストステロン値を測定することで鑑別診断が可能です。

何歳頃から症状が現れるのですか？

一般的に40歳以降から症状が現れることが多いですが、個人差があります。ストレスの多い環境では30代後半から症状が出る場合もあります。

家族にはどのように説明すればいいですか？

男性更年期障害は病気であり、本人の意志の問題ではないことを理解してもらいましょう。家族の理解と協力が治療効果を高める重要な要素です。

仕事に支障が出ている場合はどうすればいいですか？

症状により業務効率が低下している場合は、上司や人事部に相談し、必要に応じて産業医の診察を受けることをお勧めします。適切な治療により改善が期待できます。

女性の更年期障害との違いは何ですか？

女性は閉経前後の約10年間で症状が現れ、その後改善しますが、男性は40歳以降いつでも発症し、明確な終わりがありません。また、男性では性機能の低下がより顕著に現れます。

男性更年期障害で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

筋肉や関節のみならず自律神経やリンパなど多角的にアプローチする当院の新しい施術は男性更年期障害と非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。

男性更年期障害は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。