メニエール病

メニエール病とは

メニエール病とは、耳の奥にある内耳という部分にリンパ液が過剰に溜まることで起こる病気です。

内耳は聞こえとバランス感覚をコントロールする重要な器官で、ここがむくんでしまうことで、ぐるぐる回るような激しいめまい、耳鳴り、難聴が繰り返し起こります。

症状は10分から数時間続くことがあり、吐き気や嘔吐を伴うことも多く、日常生活に大きな支障をきたす疾患です。

厚生労働省の調査によると、日本におけるメニエール病の推定患者数は約4万5千人から6万人とされています。

性別では男性より女性の方が約1.6倍多く発症し、年齢別では30歳代から50歳代にかけて発症のピークがあります。

めまいを訴える患者全体の約10～20％がメニエール病と診断されており、厚生労働省は本疾患を難病として難治性疾患の130疾患の一つに認定しています。

メニエール病を無治療で放置すると、長期間にわたってめまい発作と聴力低下を繰り返すことになります。

発作のたびに症状が悪化する可能性があり、初期には片側の耳だけだった症状が、進行すると両側の耳に及ぶことがあります。

最も深刻な問題は聴力への影響で、症状が進行するとメニエール病患者の20～30％が両方の聴力を失うとされています。

また、いつめまいが起こるかわからない不安から外出を控えるようになり、社会生活や仕事に重大な支障をきたし、うつ状態に陥るケースも少なくありません。

メニエール病の原因

開院以来、当院にはメニエール病でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリング・検査・施術経験から断言できるのは、メニエール病の原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

メニエール病の原因として次のものが挙げられます。

過度のストレスや精神的な負担が内耳のリンパ液の循環を悪化させ、内リンパ水腫を引き起こすとされています。

睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、内耳の機能に悪影響を与えることが知られています。身体的な疲労の蓄積が免疫機能を低下させ、内耳の炎症や循環障害を引き起こす可能性があります。

責任感が強く完璧主義的な性格の人は、ストレスを溜めやすくメニエール病を発症しやすいとされています。

それに伴い内耳の循環障害や自律神経の失調が引き起こされるだけでなく、リンパ液の産生と吸収のバランスも崩れ、血流不足となり自然治癒力が低下し、メニエール病となります。

このように、メニエール病は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。メニエール病でお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

メニエール病への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

効果が現れるまでに数週間かかることがあり、すべての患者に効果があるわけではありません。また、長期服用による副作用や依存性の問題もあります。

生活指導

生活習慣の改善は患者の意識と継続的な努力が必要で、ストレスの多い現代社会では実践が困難な場合があります。

中耳加圧療法

専用の機械が必要で、定期的な通院が必要となり、すべての医療機関で受けられるわけではありません。

手術療法

聴力に後遺症が残る可能性があり、手術前よりも音がくもって聞こえたり、高音や低音が聞き取りづらくなるリスクがあります。また、1～2週間の入院が必要です。

抗めまい薬

のどの渇きや眠気などの副作用があり、緑内障や前立腺肥大の患者には使用できない場合があります。

メニエール病を改善するために

まずはあなたのメニエール病の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えてしまうと一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

その後、筋肉・関節・自律神経・リンパなど多角的にアプローチし、自然治癒力を活性化させることでお悩みの改善を目指す新発想の施術を行います。

加えて姿勢や生活習慣、健康に関するアドバイスをお伝えすることでお悩みが再発しないよう、そして健康な状態を維持できるよう全力でサポートいたします。

当院の特徴

治療家歴20年の院長が検査から施術まで一貫して担当します。高いレベルの施術を常に受けることができますので、安心してお越しください。

身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院では検査から施術まで院長が一貫して行います。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めます。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで期待した効果が得られなかった方も諦めずにご相談ください。

メニエール病のQ＆A

メニエール病は自然に治りますか？

メニエール病は慢性疾患であり、自然治癒は期待できません。しかし、適切な対応とストレス管理、生活習慣の改善により症状をコントロールし、発作の頻度を減らすことは可能です。

メニエール病の人がやってはいけないことは？

過度のストレス、睡眠不足、過労は症状を悪化させるため避けるべきです。また、急激な体位変換や激しい運動、アルコールの過剰摂取も発作を誘発する可能性があります。

メニエール病とただのめまいの違いは何ですか？

メニエール病は回転性めまいに加えて耳鳴りや難聴を伴い、症状が繰り返し起こるのが特徴です。一般的なめまいは一過性で、聴覚症状を伴わないことが多いです。

メニエール病は完治する病気ですか？

現在の医学では完治は困難ですが、適切な対応により症状をコントロールし、日常生活に支障のないレベルまで改善することは可能です。

メニエール病は遺伝しますか？

明確な遺伝性は証明されていませんが、家族内での発症例が報告されており、遺伝的素因が関与している可能性があります。ただし、環境要因の影響も大きいとされています。

メニエール病の発作はどのくらいの頻度で起こりますか？

個人差が大きく、年に数回の人もいれば毎日のように発作が起こる人もいます。ストレスや疲労、気候の変化などが発作の引き金となることが多いです。

メニエール病でも仕事を続けることはできますか？

症状をコントロールできれば仕事の継続は可能です。ただし、発作時の対応や職場の理解が必要で、場合によっては業務内容の調整や休職が必要になることもあります。

メニエール病の薬はいつまで飲み続ける必要がありますか？

症状の程度により異なりますが、発作期にはしっかりと服用し、間欠期には医師と相談しながら調整します。漫然と長期服用するのではなく、メリハリをつけた服薬が大切です。

メニエール病は両耳に起こることがありますか？

初期は片側から始まることが多いですが、進行すると約30％の患者で両側に症状が現れます。両側性の場合、難聴の程度が重くなる傾向があります。

メニエール病の症状が出たときの対処法は？

発作時は安静にして横になり、頭を動かさないようにします。吐き気がある場合は水分補給を心がけ、症状が強い場合は医療機関を受診してください。

メニエール病で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

筋肉や関節のみならず自律神経やリンパなど多角的にアプローチする当院の新しい施術はメニエール病と非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。

メニエール病は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。