膝の痛み

膝の痛みとは

膝の軟骨がすり減ったり、関節に炎症が起きたり、膝周辺の筋肉や靭帯に負担がかかることで発生する「膝の痛み」。

痛みの感じ方は人それぞれで、鈍い痛み、刺すような痛み、こわばり感など様々な症状として現れます。

厚生労働省の調査によると、60歳以上で膝痛を患っている人数は約3,000万人とされ、これは日本人の全人口の4人に1人にあたります。

また、60代・70代の2人に1人が膝の痛みを抱えており、40代でも約4割が膝の痛みを感じているという調査結果があります。

変形性膝関節症の自覚症状を有する患者数は約1,000万人、潜在的な患者数（X線診断による患者数）は約3,000万人と推定されています。

関節疾患の総患者数は2017年度からの3年間で45.4%も増加しており、高齢化に伴い今後も増加が予想されます。

膝の痛みを放置すると、初期の軽い痛みや違和感が徐々に悪化し、慢性的な激痛に発展する可能性があります。

変形性膝関節症の場合、動き始めの痛み程度だったものが、安静時にも痛むようになり、夜も眠れないほどの激痛に悩まされることがあります。

炎症が長引くと痛みが慢性化し、脳に痛みの感覚が記憶される「痛覚過敏」の状態になることもあります。

最悪の場合、普通に歩いたり座ったりすることも困難になり、日常生活に深刻な支障をきたします。行動範囲が狭まることで精神的な負担も大きくなり、介護が必要な状態に陥る可能性もあります。

また、痛みをかばうことで反対側の膝や腰、足首に過度な負担がかかり、新たな痛みや障害を引き起こすリスクもあります。

膝の痛みの原因

開院以来、当院には膝の痛みでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリング・検査・施術経験から断言できるのは、膝の痛みの原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

膝の痛みの原因として次のものが挙げられます。

加齢により膝の軟骨が徐々に摩耗し、関節のクッション機能が低下します。また筋肉量の低下により膝の安定性が低下し、膝関節への負担が増加する場合もあります。

体重が増加すると膝関節にかかる負荷が大きくなり、軟骨の摩耗や関節の変形を促進させる場合もあります。

これらに伴い筋肉の過緊張や疲労が引き起こされるだけでなく膝関節の可動域も低下させ、血流不足となり自然治癒力が低下し、膝の痛みとなります。

このように、膝の痛みは複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。膝の痛みでお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

膝の痛みへの対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

長期間の使用により胃腸障害や肝機能障害などの副作用が生じる可能性があります。また、根本的な治療ではなく対症療法のため、薬を止めると症状が再発することがあります。

ヒアルロン酸注射

効果の持続期間が限定的で、定期的な注射が必要です。また、注射部位の感染リスクや、すべての患者に効果があるわけではありません。

運動療法・リハビリテーション

継続的な運動が必要で、負荷を最適に保つためにプロフェッショナルの指導が不可欠です。間違った方法で行うと症状が悪化する可能性があります。

装具療法

根本的な治療ではなく、装具に依存する生活になる可能性があります。また、装具の装着による不快感や皮膚トラブルが生じることもあります。

手術療法

一定期間の入院が必要で、術後すぐにリハビリが始まります。感染症や合併症のリスクがあり、人工関節の場合は一定期間後に再手術が必要になることもあります。

膝の痛みを改善するために

まずはあなたの膝の痛みの原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えてしまうと一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

その後、筋肉・関節・自律神経・リンパなど多角的にアプローチし、自然治癒力を活性化させることでお悩みの改善を目指す新発想の施術を行います。

加えて姿勢や生活習慣、健康に関するアドバイスをお伝えすることでお悩みが再発しないよう、そして健康な状態を維持できるよう全力でサポートいたします。

当院の特徴

治療家歴20年の院長が検査から施術まで一貫して担当します。高いレベルの施術を常に受けることができますので、安心してお越しください。

身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院では検査から施術まで院長が一貫して行います。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めます。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで期待した効果が得られなかった方も諦めずにご相談ください。

膝の痛みのQ＆A

膝の痛みは自然に治りますか？

軽度の筋肉疲労や一時的な炎症による痛みは自然治癒することもありますが、変形性膝関節症などの構造的な問題は自然治癒は困難です。早期の適切な対応が重要です。

膝の痛みがある人がやってはいけないことは？

激しい運動や長時間の正座、重い荷物の持ち運び、急激な体重増加は避けるべきです。また、痛みを我慢して無理に動き続けることも症状を悪化させる可能性があります。

膝の痛みに効果的な運動はありますか？

大腿四頭筋の筋力強化、ハムストリングスのストレッチ、水中ウォーキングなどが効果的です。ただし、痛みの程度や原因により適切な運動は異なるため、専門家の指導を受けることが大切です。

膝の痛みで手術が必要になるのはどんな時ですか？

保存療法で改善が見られず、日常生活に著しい支障をきたす場合や、関節の変形が進行して歩行困難になった場合に手術が検討されます。患者さんの年齢や活動レベルも考慮されます。

膝の痛みは完治しますか？

原因により異なりますが、変形性膝関節症の場合、完全な治癒は困難です。しかし、適切な施術により痛みを軽減し、日常生活の質を向上させることは十分可能です。

膝の痛みを予防する方法はありますか？

適正体重の維持、定期的な運動による筋力強化、正しい姿勢の維持、膝に負担をかけない生活習慣の実践が予防に効果的です。また、早期の症状に気づいたら適切な対処を行うことが重要です。

膝の痛みと天気は関係がありますか？

気圧の変化により関節内の圧力が変化し、痛みを感じやすくなることがあります。特に雨の日や台風の接近時に症状が悪化する方が多く見られます。これは医学的にも認められている現象です。

膝の痛みにサプリメントは効果がありますか？

グルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントは軟骨の材料となる成分ですが、医学的な効果は限定的とされています。サプリメントに頼るよりも、適切な治療と生活習慣の改善が重要です。

膝の痛みで悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

筋肉や関節のみならず自律神経やリンパなど多角的にアプローチする当院の新しい施術は膝の痛みと非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。

膝の痛みは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。