慢性疲労症候群

慢性疲労症候群とは

慢性疲労症候群とは、これまで健康に生活していた人が突然、強烈な全身倦怠感に襲われるようになり、休息をとっても回復せず、通常の日常生活が著しく困難になる症状です。

微熱、頭痛、筋肉痛、脱力感、思考力低下などさまざまな症状があらわれ、長期にわたって続きます。

医学的検査で明確な異常が見つからないことも多く、「原因不明の疲労」として扱われることがありますが、実際には身体的・精神的に大きな負担となる深刻な疾患です。

厚生労働省の調査では、国内の患者数は約30万人と推計されており、決して珍しい病気ではありません。

慢性疲労症候群を放置すると、理解力や行動力、日常生活の意欲そのものが低下し、さらに行動に支障が出たり、睡眠で疲れが取れないといった悪循環に陥ります。

結果として生活習慣の乱れや過食による肥満、成人病などに結びつく可能性があります。

また、自律神経機能が低下することにより、眼のかすみ、頭痛、肩こり、腰痛といった様々な不定愁訴が現れます。

さらに免疫力が低下することで、体内に潜伏していたウイルスが再活性化し、帯状疱疹などの感染症を発症するリスクも高まります。

最悪の場合、患者の約3割は寝たきりかそれに近い重症な状態となり、介助を必要とする状況に陥る可能性があります。

慢性疲労症候群の原因

開院以来、当院には慢性疲労症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリング・検査・施術経験から断言できるのは、慢性疲労症候群の原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

慢性疲労症候群の原因として次のものが挙げられます。

このように、慢性疲労症候群は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

身体的・精神的ストレスと遺伝的要因によって、神経・内分泌・免疫系のバランスが崩れ、様々な症状が現れるとされています。

風邪などのウイルス感染をきっかけに免疫系が異常をきたし、体内に潜伏していたヘルペスウイルスなどが再活性化することで症状が引き起こされると考えられています。

それに伴い自律神経機能の低下や免疫力の低下が引き起こされるだけでなく、中枢神経系の機能も低下させ、血流不足となり自然治癒力が低下し、慢性疲労症候群となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。慢性疲労症候群でお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

慢性疲労症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

症状を和らげる対症療法であり、慢性疲労症候群そのものを根本的に治すものではありません。副作用のリスクもあり、長期服用による依存性や耐性の問題も考慮する必要があります。

認知行動療法

効果を実感するまでに時間がかかり、専門的なカウンセラーとの継続的なセッションが必要となるため、費用と時間の負担が大きくなります。

段階的運動療法

運動によって症状が悪化する場合があり、適切な負荷の見極めが困難です。プロフェッショナルの指導が必要で、継続的な取り組みが求められます。

生活指導

日常生活の大幅な変更が必要となり、仕事や家庭生活との両立が困難な場合があります。

睡眠管理

睡眠薬による依存性や副作用のリスクがあり、根本的な睡眠障害の改善には限界があります。

慢性疲労症候群を改善するために

まずはあなたの慢性疲労症候群の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えてしまうと一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

その後、筋肉・関節・自律神経・リンパなど多角的にアプローチし、自然治癒力を活性化させることでお悩みの改善を目指す新発想の施術を行います。

加えて姿勢や生活習慣、健康に関するアドバイスをお伝えすることでお悩みが再発しないよう、そして健康な状態を維持できるよう全力でサポートいたします。

当院の特徴

治療家歴20年の院長が検査から施術まで一貫して担当します。高いレベルの施術を常に受けることができますので、安心してお越しください。

身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院では検査から施術まで院長が一貫して行います。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めます。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで期待した効果が得られなかった方も諦めずにご相談ください。

慢性疲労症候群のQ＆A

慢性疲労症候群は自然に治りますか？

完全な自然治癒は稀ですが、適切な治療と生活管理により症状の改善は期待できます。早期の対処と継続的なケアが重要です。

慢性疲労症候群の人がやってはいけないことは？

過度な運動や無理な活動は症状を悪化させる可能性があります。ストレスの多い環境や睡眠不足も避けるべきです。

慢性疲労症候群と単なる疲労の違いは何ですか？

単なる疲労は休息により回復しますが、慢性疲労症候群は6ヶ月以上続く強い疲労感で、休息をとっても改善しません。

完治する可能性はありますか？

完治は困難ですが、適切な対応により症状のコントロールと生活の質の向上は十分に期待できます。

仕事を続けることはできますか？

症状の程度により異なりますが、時短勤務や在宅ワークなど働き方を調整することで継続可能な場合があります。

日常生活で気をつけることはありますか？

規則正しい生活リズム、適度な休息、バランスの良い食事、ストレス管理が重要です。無理をしないことが基本です。

慢性疲労症候群で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

筋肉や関節のみならず自律神経やリンパなど多角的にアプローチする当院の新しい施術は慢性疲労症候群と非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。

慢性疲労症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。