ヒステリー球

ヒステリー球とは

ヒステリー球とは、喉に何かが詰まっている、引っかかっている、圧迫されているような違和感があるにも関わらず、医療機関で検査を受けても明らかな異常が見つからない状態のことです。

主にストレスや精神的な負担がきっかけとなり、自律神経のバランスが乱れることで喉周辺の筋肉が緊張し、異物感や圧迫感を感じるのが特徴です。

レセプトデータを基にした推計によると、2022年4月から2023年3月の1年間で、全国の咽喉頭異常感症（ヒステリー球）の推計患者数は約39万5千人とされています。

特に女性患者が男性の約1.5倍に上り、40～50代の女性に顕著な傾向が見られます。

ヒステリー球を放置すると、違和感が慢性化し仕事や家事への集中力が著しく低下します。ストレスや不安感が強まることで睡眠の質が悪化し、食欲不振を招く可能性があります。

さらに深刻な場合は、うつ状態や不安障害などの心の不調を併発するリスクが高まります。症状への不安から何度も医療機関を受診し、時間的・経済的な負担が増大するケースも少なくありません。

また、職場での咳払いが頻繁になることで同僚との関係に影響が出たり、プレゼンテーションなど重要な場面で集中できずに仕事の成果に悪影響を与える可能性もあります。

ヒステリー球の原因

開院以来、当院にはヒステリー球でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリング・検査・施術経験から断言できるのは、ヒステリー球の原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

ヒステリー球の原因として次のものが挙げられます。

このように、ヒステリー球は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

不安や緊張、過労、睡眠不足などが交感神経を過度に刺激し、食道付近の筋肉を収縮させて違和感を生じさせます。また、向き合いたくない現実問題や抑圧された感情が身体症状として現れる転換性障害の一種とも考えられています。

それに伴い筋肉の過緊張や疲労が引き起こされるだけでなく喉周辺の筋肉緊張や唾液分泌の減少などが発生し、ヒステリー球となります。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ヒステリー球でお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ヒステリー球への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な原因解決にはならず、薬の効果が実感できない場合があります。また副作用や依存性のリスクも考慮する必要があります。

漢方薬治療

効果を実感するまでに時間がかかり、体質に合わない場合は効果が期待できません。

心理療法

時間と費用がかかり、継続的な通院が必要です。また心理的抵抗感を持つ患者もいます。

ヒステリー球を改善するために

まずはあなたのヒステリー球の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えてしまうと一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

その後、筋肉・関節・自律神経・リンパなど多角的にアプローチし、自然治癒力を活性化させることでお悩みの改善を目指す新発想の施術を行います。

加えて姿勢や生活習慣、健康に関するアドバイスをお伝えすることでお悩みが再発しないよう、そして健康な状態を維持できるよう全力でサポートいたします。

当院の特徴

治療家歴20年の院長が検査から施術まで一貫して担当します。高いレベルの施術を常に受けることができますので、安心してお越しください。

身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院では検査から施術まで院長が一貫して行います。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めます。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで期待した効果が得られなかった方も諦めずにご相談ください。

ヒステリー球のQ＆A

ヒステリー球は自然に治りますか？

軽度の場合は数時間から数日で自然に軽快することもありますが、ストレスの根本原因が解決されない限り再発しやすく、適切な治療を受けることが重要です。

ヒステリー球の人がやってはいけないことは？

症状を過度に気にしすぎることや、ストレスを溜め込むこと、睡眠不足や過労を続けることは症状を悪化させる可能性があります。

ストレスが原因と言われましたが具体的にどう対処すればよいですか？

自分なりのリラックス法の習得、規則正しい生活リズムの確立、適度な運動、ストレス要因の特定と対処法の検討が効果的です。

症状が出やすい時間帯や状況はありますか？

朝の通勤時間や重要な会議前、責任の重い仕事を任された時、睡眠不足の時などストレスが高まる状況で症状が出やすくなります。

食事や飲み物で症状は変わりますか？

食べ物を飲み込む際には症状が軽減することが多く、温かい飲み物でリラックスすることで症状が和らぐ場合があります。

他の病気との見分け方はありますか？

医療機関での検査で器質的疾患が除外されること、ストレス状況との関連性、リラックス時の症状軽減などが判断材料となります。

症状が長引く場合はどのくらいで改善しますか？

個人差がありますが、適切な施術とストレス管理により数週間から数ヶ月で改善することが多く、根本原因への対処が重要です。

家族にも同じような症状が出ることはありますか？

遺伝的要因よりも家族間でのストレス環境の共有や、症状への過度な注目により類似症状が現れることがあります。

仕事や日常生活で気をつけることはありますか？

適度な休息、ストレス発散方法の確立、完璧主義的思考の見直し、規則正しい生活習慣の維持が大切です。

再発を防ぐ方法はありますか？

ストレス管理技術の習得、自律神経のバランス調整、定期的なメンテナンス、早期の対処により再発リスクを軽減できます。

ヒステリー球で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

筋肉や関節のみならず自律神経やリンパなど多角的にアプローチする当院の新しい施術はヒステリー球と非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。

ヒステリー球は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。