過換気症候群（過呼吸）

過換気症候群とは

過換気症候群とは、不安や緊張などの精神的ストレスが引き金となって呼吸が速く浅くなり、血液中の二酸化炭素が過剰に排出されることで起こる症状です。

血液がアルカリ性に傾くことで、息苦しさ、手足のしびれ、めまい、動悸などの様々な身体症状が現れます。

過換気症候群の正確な患者数については、厚生労働省による具体的な統計データは公表されていませんが、若い女性を中心に広く見られる症状として知られています。

特に10代から20代の女性に多く発症し（男女比は1：2～4の割合で女性が多い）、几帳面で心配性な性格の方に起こりやすい傾向があります。

ストレス社会の現代において、潜在的な患者数は相当数に上ると推測されます。

過換気症候群を放置すると、発作への恐怖から外出を避けるようになり、社会生活に大きな支障をきたす可能性があります。

仕事や学校での集中力低下、人間関係の悪化、うつ状態の併発などが起こりやすくなります。

「また発作が起きるのでは」という予期不安が強くなり、パニック障害へと発展するリスクも高まります。

最悪の場合、完全に外出できなくなる引きこもり状態に陥る可能性もあります。

過換気症候群の原因

開院以来、当院には過換気症候群でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリング・検査・施術経験から断言できるのは、過換気症候群の原因は一つではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合っているということです。

過換気症候群の原因として次のものが挙げられます。

このように、過換気症候群は複数の原因が複雑に絡み合って引き起こされる症状です。

この複数の原因が引き金となり、自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位になることで過剰な呼吸を引き起こします。

そして、一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院や他の治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。過換気症候群でお困りなら豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

過換気症候群への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

根本的な解決にはならず、薬への依存性や副作用のリスクがあります。また、薬を止めると症状が再発する可能性があります。

呼吸法指導

発作時に冷静に実践するのが困難で、継続的な練習が必要です。効果を実感するまでに時間がかかることがあります。

認知行動療法

長期間の治療が必要で、専門的な技術を持つ治療者が限られています。また、患者の積極的な参加が不可欠です。

心理教育

理解しても実際の症状改善に直結しない場合があり、知識だけでは不安が解消されないことがあります。

生活指導

現代社会でストレスを完全に避けることは困難で、実践が難しい場合があります。

過換気症候群を改善するために

まずはあなたの過換気症候群の原因を検査を通じて明らかにします。原因を取り違えてしまうと一時的に良くなったとしても繰り返すこととなり、根本からの改善にはならないからです。

その後、筋肉・関節・自律神経・リンパなど多角的にアプローチし、自然治癒力を活性化させることでお悩みの改善を目指す新発想の施術を行います。

加えて姿勢や生活習慣、健康に関するアドバイスをお伝えすることでお悩みが再発しないよう、そして健康な状態を維持できるよう全力でサポートいたします。

当院の特徴

治療家歴20年の院長が検査から施術まで一貫して担当します。高いレベルの施術を常に受けることができますので、安心してお越しください。

身体の変化や症状の波を見逃さないように、当院では検査から施術まで院長が一貫して行います。変化を見逃さない一貫性が施術効果を高めます。

薬に頼りたくない方や手術を避けたい方、病院やマッサージで期待した効果が得られなかった方も諦めずにご相談ください。

過換気症候群のQ＆A

過換気症候群は自然に治りますか？

適切な対処法を身につけ、ストレス管理ができるようになれば自然に改善することが多いです。ただし、根本的な原因への対処が重要になります。

過換気症候群の人がやってはいけないことは？

発作時に無理に深呼吸をしたり、息を止めたりすることは避けましょう。また、カフェインの過剰摂取や睡眠不足も症状を悪化させる可能性があります。

過換気症候群とパニック障害の違いは何ですか？

過換気症候群は呼吸の異常が主症状ですが、パニック障害はより広範囲な不安症状を伴います。ただし、両者は密接に関連しており、併発することも多いです。

発作が起きた時の正しい対処法は？

まず落ち着いて、ゆっくりと息を吐くことに集中しましょう。10秒程度かけて息を吐き、自然に吸うことを繰り返します。楽な姿勢を取ることも大切です。

薬を使わずに改善する方法はありますか？

呼吸法の習得、ストレス管理、規則正しい生活習慣、適度な運動などにより、薬に頼らない改善が期待できます。整体による自律神経の調整も有効です。

症状が出やすい時間帯や状況はありますか？

ストレスの多い平日の午前中や会議前、人混みの中、密閉された空間などで症状が出やすい傾向があります。疲労が蓄積した夕方以降も注意が必要です。

完全に治すことは可能ですか？

適切な治療とセルフケアにより、症状をコントロールし、日常生活に支障のない状態まで改善することは十分可能です。

過換気症候群で悩まされていた皆さまも、当院で施術を受けてこのような変化がありました。

筋肉や関節のみならず自律神経やリンパなど多角的にアプローチする当院の新しい施術は過換気症候群と非常に相性が良く、劇的に改善するケースも見られます。

過換気症候群は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。